WefiAppバージョンアップ!.env編集いらず!設定画面&自動保存で、WefiAppがやさしくなりました
はじめに
WefiAppは、日々の記録や目標管理などをサポートする軽量なアプリケーションです。
自分のライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能で、シンプルな操作感が特徴です。
今回、このWefiAppに設定まわりのアップデートを行いました。
きっかけは、実際にアプリを使用していて「初心者の方には.envファイルの編集って意外とハードルが高いかも?」と感じたことでした。
たとえば、アプリの開始日を設定しようとしても、.env
ファイルを開いて編集しなければならない。
しかも、入力ミスをしてしまうとアプリが正常に動かないこともある――
そんな「ちょっとしたつまずき」を少しでも減らせないかと思い、今回の仕様改善を行いました。
具体的には、
- 開始日を簡単に入力できる画面の追加
- 入力ミスを防ぐバリデーション機能の導入
- 入力内容を.envファイルへ自動保存する機能の実装
といった変更を加えています。
この記事では、それぞれの改善点について「なぜこのように設計したのか?」「どうやって使いやすくしたのか?」という背景も含めてご紹介します。
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不便だったことと、その背景
WefiAppは、初回起動時にいくつかの設定を行う必要があります。
その中でも特に重要なのが「開始日」の指定です。これは、アプリのロジックや表示内容に大きく関わるため、必須の情報でした。
しかし、これまではその設定を.envファイル
に手動で書き込む必要がありました。
開発者であれば慣れている操作かもしれませんが、ツールを使ってくれているユーザーの中には、環境変数ファイルの存在すら知らない人もいるかもしれません。
実際に、自分でもこのアプリを一度クリーンな状態から試してみたところ、
.envファイルってどこにあるんだっけ?
これ、フォーマット間違えたらどうなるんだろう?
なんかアプリが起動しないけど原因がわからない…
といった戸惑いを体感しました。
これは、完全に開発者の視点だけで設計していたことによる落とし穴でした。
便利なツールであるはずが、「設定でつまずいてしまう」ことによって、使う前にストレスを感じさせてしまっていたのです。
この体験を通じて、設定の仕組み自体を見直す必要があると強く感じました。
仕様アップデートの概要
不便さに気づいた後、実際にWefiAppに対して以下の3つの改善を実施しました。
1. 開始日入力画面の追加
これまで.envファイル
を直接編集しなければ設定できなかった「開始日」を、GUI上で入力できるようにしました。
アプリを初回起動した際に、自然な流れで設定できる画面が表示されるようになっています。
2. 入力値に対するバリデーションの追加
開始日の入力に対して、日付形式が正しいかどうか、未来の日付になっていないかなど、簡易的なバリデーションを導入。
ユーザーがミスしてもすぐにフィードバックを得られるようにし、安心して操作できるようになりました。
3. 入力内容を.envファイルに自動保存
ユーザーが入力した値は、裏側で.envファイル
に自動的に反映される仕組みに変更。
これにより、環境変数の編集を意識する必要がなくなり、初心者でも迷わず使い始められるようになりました。
これらの変更によって、「使う前のつまずき」をできる限り減らし、よりスムーズにWefiAppを利用開始できる環境が整いました。
設計の工夫と意図
今回のアップデートでは、ただ新しい機能を加えるのではなく、**「初心者でも迷わず使えるアプリにする」**という目標を意識して設計を見直しました。
以下、それぞれの改善の背景や意図をもう少し掘り下げてご紹介します。
なぜ設定画面を追加したのか?
.envファイル
を開いて編集するというのは、開発経験がある人なら簡単でも、慣れていない人にとっては意外と高いハードルです。
実際に「WefiAppを使ってみたいけど設定が難しそう」と感じる人がいたら、それはとてももったいない。
そこで、初回起動時にわかりやすいUIで開始日を入力できるようにすることで、そうした不安を払拭しようと考えました。
なぜ.envファイルに自動保存するようにしたのか?
入力内容が一時的なもので終わってしまっては意味がありません。
また、ユーザーが自分で設定を保存する手順が必要になると、それもまた手間やミスの元になります。
だからこそ、入力した設定がそのまま.env
に書き込まれるようにし、「設定完了=反映済み」というわかりやすい状態を実現しました。
なぜバリデーションを追加したのか?
日付形式のミスや、意図しない入力によって、アプリの挙動が不安定になることもあります。
ユーザーが「どこで間違ったのか分からない」状態になることを避けたかった。
そこで、入力時点でミスに気づけるようにバリデーションを組み込むことで、安心して使ってもらえる環境を整えました。
ちょっとした工夫ですが、体験の質には大きく関わる部分だと考えています。
こうした設計のひとつひとつには、「ユーザーがストレスなく使い始められるアプリでありたい」という想いが込められています。
実際に使ってみてどう変わったか
今回のアップデートを経て、WefiAppの使い始めの体験は大きく変わりました。
これまでは.envファイル
を開いて、書き方を調べながら手入力して…という手順が必要でしたが、今はアプリを起動してすぐに、必要な情報を入力するだけで完結します。
一番大きな変化は、「最初の1回さえしっかり設定しておけば、その後は何も意識せずに使える」ようになったことです。
設定画面で入力した値は、自動的に保存されるため、再起動のたびに確認したり、設定し直したりする必要もありません。
入力した値が明らかにおかしい場合はその場でエラーが表示されるので、「これで合ってるかな?」と不安になることもなくなりました。
この改善によって、WefiAppは「ただ動くツール」から、「ユーザーを気遣ったツール」へと一歩進化できたように感じています。
特に、開発者ではない人や初めて使う人にとっての“つまずきポイント”が減ったことは、自分自身でも実際に試してみて強く実感しました。
アプリを使い始めるときのストレスが減ることで、「使ってみようかな」という気持ちが生まれやすくなる。
今回のアップデートは、そんな最初の一歩を後押しする改善になったと思います。
まとめと今後の展望
今回のアップデートは、見た目には地味かもしれません。
ですが、自分自身が使ってみて「ちょっと不便だな」「これ、初心者ならつまずくかも」と思った体験から生まれた改善であり、ユーザー目線に立った小さな一歩だったと感じています。
.envファイルの自動保存
やバリデーション
など、あたり前のようでいて実装の手間がかかる部分もありました。
それでも、そういった「細かいけど大事なこと」に丁寧に向き合うことこそが、ツールとしての信頼性や快適さにつながっていくと信じています。
WefiAppは、まだまだ成長途中のアプリです。
これからも、使ってくれる人の声や、自分自身の体験をヒントに、少しずつでも使いやすくなるよう改善を重ねていきたいと思っています。
もし実際に使ってみて気づいたことや、「ここもう少しこうしてほしい」と思うことがあれば、ぜひ気軽にフィードバックをお寄せください!
ユーザーにやさしいアプリは、一朝一夕ではできません。
だからこそ、小さな工夫を積み重ねながら、よりよいWefiAppを目指していきます。