JavaScriptしか使ったことない自分が、TypeScriptを“あえて”学びたい理由

📝 TypeScriptって気になるけど、なんか難しそう?

JavaScriptを書いていると、ふと「TypeScriptってよく聞くけど、結局何がいいの?」と思う瞬間があります。自分もまさにそんな感じで、TypeScriptにはずっと興味がありつつ、なんとなく「難しそう」「学ぶのに時間がかかりそう」と感じて、これまで手を出せずにいました。

でも最近、いろんな記事やプロジェクトでTypeScriptを目にすることが増えてきて、「そろそろちゃんと知っておきたいな」と思うように。JavaScriptしか使ったことがない自分だからこそ、今なぜTypeScriptを学びたいのか、どう違うのか、どんなメリットがあるのかを初心者目線でまとめてみたくなりました。

この記事では、JavaScript経験者だけどTypeScript未経験の自分が、調べたり感じたりしたことを素直にまとめていきます。TypeScriptにちょっと興味はあるけど、なかなか一歩踏み出せない…そんな方にこそ読んでもらえたら嬉しいです!

📝 JavaScriptとTypeScriptって、何が違うの?

まず、TypeScriptはJavaScriptを拡張した言語です。つまり、JavaScriptで書けるコードは基本的にそのままTypeScriptでも動きます。じゃあ何が違うのか? 一言で言えば、「型(Type)の概念があるかないか」です。

JavaScriptは“動的型付け言語”なので、変数の型を意識せずに書けるのが強みです。たとえばこんなコード:

let message = "こんにちは";
message = 123; // 実行時エラーにならない

このように、最初は文字列だった変数に数値を代入しても、JavaScriptは何も文句を言いません。これは柔軟さでもありますが、意図しないバグを見逃しやすいという弱点にもつながります。

一方、TypeScriptは“静的型付け言語”の性質を持ちます。上と同じコードをTypeScriptで書いてみると:

let message: string = "こんにちは";
message = 123; // エラーになる(型が違うから)

このように、コンパイル時点で間違いを教えてくれるのが大きな違いです。しかも、型を書くことで、エディタが自動補完してくれたり、引数のミスを防げたりと、コーディング体験自体がグッと快適になるというメリットもあります。

「型って面倒そう…」と思っていた自分ですが、こうやって違いを調べてみると、**TypeScriptは“安全で賢いJavaScript”**という印象になってきました。

📝 TypeScriptのメリット、初心者なりに感じたこと

まだ実際にTypeScriptで本格的な開発をしたわけではないですが、調べたりコード例を見たりする中で、「あ、これ便利そう!」と素直に感じたことがいくつかあります。ここでは、JavaScriptユーザーとしての視点で、初心者なりに感じたTypeScriptのメリットをまとめてみます。


1. 書いている段階でミスに気づける安心感

JavaScriptだと、スペルミスや引数の渡し間違いがあっても、実行してみるまで気づかないことがよくあります。でも、TypeScriptはコードを書く時点で「それ、たぶんおかしいよ?」と教えてくれるんです。これ、めちゃくちゃありがたい。特に自分みたいにうっかりミスが多いタイプには心強い存在です。


2. エディタの補完が圧倒的に賢くなる

型があることで、エディタが「このオブジェクトにはどんなプロパティがあるか」などを自動で教えてくれます。これによって、APIの仕様をいちいち確認する手間が減ったり、「あれ?この関数って何受け取るんだっけ?」という迷いが減るのが地味にすごい。


3. チーム開発や保守のときに強そう

型があることで「この関数はこう使うもの」というのがコード上で明示されます。これって、他の人と一緒に開発する場面や、数ヶ月後に自分がコードを見直すときに、すごく役立ちそうだなと感じました。要するに、“自分の代わりにコードが説明してくれる”感覚ですね。


もちろん、TypeScriptには学習コストもあるし、最初は型の書き方に戸惑うかもしれません。でもそれ以上に、安心してコードが書ける未来が見えた気がしています。

📝 なぜ今、TypeScriptを“あえて”学ぼうと思ったのか

自分がTypeScriptに興味を持った一番の理由は、**「これからのスタンダードになりそう」**という空気を感じたからです。最近、Web開発関連の記事やYouTube、Twitter(X)などを見ていても、「TypeScriptはもう学んでおいたほうがいい」という声が本当に多くなってきました。

また、実務でJavaScriptを書いている中で、コードが複雑になるにつれて「これ、ちゃんと動くか不安だな…」と感じる場面が増えてきたのも大きなきっかけでした。関数に何を渡せばいいのか、戻り値が何なのか、しっかり把握していないと不安になる。それを防ぐ仕組みが、まさにTypeScriptの“型”なんだと知って、「なるほど、そういうことか!」と納得したんです。

それに加えて、今の自分のスキルをもう一段階レベルアップさせたいという気持ちもありました。JavaScriptの経験があるなら、その知識を活かしてステップアップできるTypeScriptは、次の成長のためのちょうどいいチャレンジだと感じています。

正直、学び始めるには勇気がいります。でも、**「必要に迫られて」ではなく「自分の意思であえて学ぶ」**という姿勢で向き合えば、きっと楽しく学べるはず。そう思って、この記事を書くことにしました。

📝 まとめ:TypeScript、ちょっと触ってみようかな?

こうして調べたり、考えたりしていくうちに、TypeScriptは「難しそう」よりも「面白そう」という気持ちの方が大きくなってきました。
型という考え方に最初は戸惑うかもしれませんが、むしろそれが安心してコードを書ける土台になるということが分かってきたからです。

もちろん、まだ自分はTypeScriptを完璧に理解しているわけではありません。でもだからこそ、「これから学んでいくぞ!」という宣言としてこの記事を書きました。そして、もしこの記事を読んで「ちょっと試してみようかな」と思ってもらえたら、それ以上に嬉しいことはありません。

まずは、小さなところから始めてみようと思います。JavaScriptのコードに型を少しだけ足してみる。tsconfig.jsonを作ってみる。そんな一歩一歩が、TypeScriptへの入り口になるはず。


一緒に、TypeScriptの世界に足を踏み入れてみませんか?
その先には、もっと自由で安心なコードとの出会いが待っているかもしれません。

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