AI配信ツールアプリ「EmoStream」の開発を始めました
AIがゲームを実況し、コメントに返事をする時代へ
近年、生成AIの進化によって文章を書いたり、画像を作ったり、プログラムを書いたりすることが当たり前になってきました。
しかし、「AIがライブ配信をする」という世界は、まだそれほど一般的ではありません。
そこで現在、Hexisでは**AI配信ツールアプリ「EmoStream」**の開発を進めています。
EmoStreamは、ゲーム画面を認識し、視聴者からのコメントにリアルタイムで反応し、自ら考えながら実況を行うAI配信ツールです。
単なる音声読み上げソフトではなく、「まるで一人の配信者がそこにいるような体験」を目指しています。
EmoStreamとは?
EmoStreamには、次のような機能があります。
- ゲーム画面の状況をAIが認識
- プレイ内容に合わせて実況を生成
- 視聴者コメントへ自然な会話で返信
- AIの感情変化を反映したリアクション
- OBSなどの配信環境と連携したライブ配信
AIは単純に決められたセリフを話すのではなく、その瞬間のゲーム状況や視聴者との会話内容を踏まえて発言を組み立てています。

そのため、毎回違ったリアクションが生まれるのも特徴の一つです。
開発を始めたきっかけ
私自身、AI技術に触れる中で感じたことがありました。
「AIが配信者になれたら面白いのではないか。」
質問に答えるAIは数多くあります。
しかし、ゲームを見ながら実況し、コメントに返事をし、配信全体の空気を作るAIは、まだあまり見かけません。
それなら、自分で作ってみよう。
そう思ったことがEmoStream開発のスタートでした。
想像以上に難しかった「自然さ」の実現
実際に開発を始めると、一番苦労したのはAIを賢くすることではありませんでした。
一番難しかったのは、
「AIらしく見せないこと」
です。
例えば、
- ゲームに集中している場面では実況を優先する
- コメントが来たら自然なタイミングで返事をする
- 同じような言い回しを繰り返さない
- 話し過ぎず、静かすぎもしない
- 嬉しい・悔しい・驚きといった感情を表現する
こうした細かなバランスを調整し続けています。
実際には、見えない部分の制御に多くの時間を費やしています。
多くの技術を組み合わせて動いている
EmoStreamは、一つのAIだけで動いているわけではありません。
画面認識、会話生成、音声合成、コメント取得、配信ソフトとの連携など、複数の技術を組み合わせることで、一人のAI配信者として動作しています。
それぞれの処理がリアルタイムで連携することで、視聴者との自然なコミュニケーションが生まれます。
一つの機能だけでは実現できず、全体が連携して初めて「配信者らしさ」が形になります。
まだまだ進化の途中
EmoStreamは、現在も開発を続けています。
配信を重ねるたびに、
「もっと自然に話せるはず」
「この場面では別の反応の方が面白い」
といった改善点が見つかります。
AI配信者は、一度完成したら終わりではありません。
配信経験を積み重ねながら、少しずつ成長していく存在だと考えています。
これからのEmoStream
今後はさらに自然な会話や感情表現の向上に加え、より多くの配信環境への対応も進めていく予定です。
最終的には、「AIだから面白い」ではなく、
「この配信者だから見たい」
そう思っていただけるような、新しいライブ配信体験を目指しています。
このブログでは、EmoStreamの開発状況や技術的な工夫、開発中に直面した課題とその解決方法なども継続的に発信していきます。
AI配信の未来に興味がある方は、ぜひ今後の記事もご覧ください。


